多焦点眼内レンズ
白内障について
●単焦点眼内レンズの見え方 → 一般的な保険診療での白内障手術
●多焦点眼内レンズの見え方(今回の選定療養で用いる多焦点眼内レンズ)
当院で使用できる多焦点眼内レンズ


一般的な白内障手術と多焦点眼内レンズ手術との違いについて
| 一般的な白内障手術 | 多焦点眼内レンズ | 違い | |
|---|---|---|---|
| 手術方式 | 局所麻酔・日帰り・術式・手術時間は同じ | なし | |
| 手術後の見え方 | 遠く、中間、近くの いずれか(眼鏡必要) |
遠く+中間+近く (眼鏡依存が少ない) |
あり |
| 手術代金 | 一般的な保険診療で、一部自己負担 | 選定療養(左記保険診療+自費) | あり |
「一般的な保険診療」と「選定療養」の違いについて①
一般的な保険診療
〇国が一部負担を認めている医療のこと。
〇自己負担は3割、2割、1割、0割(障害者や生活保護受給者)など
〇白内障手術料金
<片眼>
3割(約45000円)、2割(18000円(上限)、1割(約15000円)
<両眼>
3割(約90000円)、2割(18000円(上限)、1割(18000円(上限))
「一般的な保険診療」と「選定療養」の違いについて②
選定療養とは
・社会保険に加入している患者が、追加費用を負担することで保険適用外の治療を、保険適用の治療と併せて受けることができる医療サービスの一種。健康保険法で規定されており、保険外併用療養費制度に基づいたサービスです。
?眼科では、高額な最新医術(多焦点眼内レンズなど)を受けられる。
<選定療養のその他の例>
例1)病院に入院する際の差額ベッド代(大部屋は無料だが、個室や特別室は有料など)
例2)歯科治療の金属材料(例:金歯なら金歯分の差額代が発生)
選定療養(多焦点眼内レンズ)をご検討の患者様へ
医療費控除と高額療養費制度を利用すると10~20万円程度戻ります(両眼合わせて)
ケース1
- 年齢65歳
- 年収180万円(年金)
- 自己負担3割
- 白内障医療費(両眼:3割負担)
・約9万円 - 多焦点レンズ代金70万円(両眼)
- 高額療養費制度償還額
・32,400円(月を跨ぐと0円) - 医療費控除額償還額
・109,650円 - 医療費 79万円
・償還額計 14.2万 - 支払合計 64.8万円
ケース2
- 年齢75歳(後期高齢者)
- 年収450万円(現役並み収入)
- 自己負担2割
- 白内障医療費(両眼:3割負担)
・約6万円 - 多焦点レンズ代金70万円(両眼)
- 高額療養費制度償還額
・42,000円(月を跨ぐ12,000円×2) - 医療費控除額償還額
・132,000円 - 医療費 76万円
・償還額計 17.4万 - 支払合計 58.6万円
多焦点眼内レンズの留意するポイント
多焦点眼内レンズには、メリットがたくさんありますが・・・
- 見え方が良くなるまで数日~3ヶ月間と脳が慣れて視力が上がるまで時間がかかる事があります(個人差有り)。
- 極端に神経質な方では、遠くも近くもイマイチと感じることがあるのでお勧め致しません(個人差有り)。保険適応の単焦点レンズでの手術をお薦めします。
- 夜間に長時間運転する職業の方はやや注意(街灯やヘッドライトの光が若干にじんで気になる事(ハロー・グレア現象))がありますが、殆どの方が慣れて支障なく運転されています。
- 元々の眼疾患(緑内障や網膜症)の程度により、適応外の場合もある(ご相談ください)
*最新のVivityというレンズでは、軽微な網膜前膜や網膜症・緑内障初期であれば可能です。 - 見え方に不満足で再手術を希望の場合、全て自費診療(当院または高次医療機関)です。



